税理士試験の特徴を知ろう!!


税理士試験には「科目選択制度」と「科目別合格制度」という独特の特徴があります。

税理士試験の特徴

税理士試験は、国家試験の1つではありますが、他の国家試験には見られない「科目選択制度」と「科目別合格制度」という2つの特色があります。

科目選択制度

税理士試験の試験科目は、全部で11科目あり、必須である「簿記論」、「財務諸表論」の会計学2科目と税法科目9科目の中から3科目を選んで合計5科目を受験することになります。
受験する税法科目3科目のうち、1つは「法人税法」か「所得税法」という選択になりますが、残りの2科目はかなり選択の幅がありますので、科目のボリューム、難易度、共通性を考えて選ぶことができます。

科目別合格制度

税理士試験では、必ずしも一度に5科目全てに合格する必要はなく1科目ずつ合格することができます。
また、一度合格した科目は一生有効ですので、何年かかろうとも、5科目の合格がそろった時点で税理士になるための資格が与えられます。、
税理士試験はこの特徴のおかげで、受験計画を立て、働きながら資格を取ることが可能であり、高い人気を呼んでいます。

税理士試験の合格基準

税理士になるには、税理士試験で各科目とも合格基準である6割の正解が必要となります。
ただし、6割正解すれば必ず合格するという訳ではなく、各科目の平均合格率は上位10%~15%前後ですので、事実上の競争試験と考えるのが妥当です。
合格科目が会計科目2科目、税法科目3科目の合計5科目に達したとき税理士試験の合格となります。