「酒税法」「事業税」「固定資産税」などはボリュームが少なく、出される問題傾向も固定されているので臂臑に対策の立てやすい科目とされています。
しかし、これらの科目は「100点でも合格することができない科目」と昔から言われています。
また、これらの科目に合格して税理士資格を取得したとしても、税理士として就職する時に苦労するとい報われない科目でもあります。
しかし、これらの科目は「100点でも合格することができない科目」と昔から言われています。
また、これらの科目に合格して税理士資格を取得したとしても、税理士として就職する時に苦労するとい報われない科目でもあります。
100点でも合格することができない科目
「酒税法」「事業税」「固定資産税」は、その分量の少なさから、選択科目として選んでしまう人も多いです。
しかし、これらの科目は実は理論を答案用紙いっぱいに仕上げ、計算問題の最終値まで一致しても「不合格になる」という事が普通に起こりえます。
何故なら、まず全体のボリュームが少ないため、これらの科目を勉強している受験者のレベルは非常にハイレベルです。
しかも、各科目の合格者は上位一割と決められている為、受験生も少ないこれらの科目は、僅かな差で上位1割に入るのは至難の技となっています。
これらの試験に合格するには、理論はきっちり一字一句書け、かつ、最終値たる納税額を完璧に一致させさらに計算過程も誤りがないレベルが求められており、税理士試験を始めたばかりの素人が手を出す科目ではないとされています。
なぜ就職時に苦労するのか
しかも、これだけ苦労して合格しても、今度は税理士として就職するときに苦労することになります。
その理由はただ一つ、これらの科目が「実務でほとんど必要としない科目」であることに尽きます。
実際、「事業税」や「固定資産税」はまだ役に立つ側面もあるのですが、酒税法に関しては現役の税理士の中には全く使わないと断言している人がいるほどです。
単に資格を取得するだけならばともかく、実際に税理士としての将来を考えているならば、素直に実務で役に立つ相続税や消費税を狙うのがベターと言われています。