消費税法の傾向と対策


消費税法とは、商品の販売やサービスの提供などに対して課税され、価格に上乗せされて最終的には消費者が負担する間接税で、事業者が預かった税金を計算する法律です。
酒税と同じ時間で行われるため、どちらか一方しか受けられません。
また、身近な税であることと、比較的ボリュームの少ない科目であるため、受験者の多い科目です。消費税

税理士にとっての消費税法

消費者から預かった消費税について、企業は自社で計算をして申告を行う義務があります。
その為、消費税法は法人税法に続いて税理士業務の上で使用頻度の高い知識となります。

試験の傾向

消費税法は平成元年の消費税導入から、それまでの「物品税法」という試験科目の代わりに、税理士試験の試験科目となりました。
大問が2題出題され、理論問題と計算問題が半々です。
また、実践的な問題が出題され、簿記の知識が少し必要となります。
実務的にも避けて通れない税法であり、また、比較的ボリュームが少ないことから、人気の科目となっています。

試験対策

対策らしい対策はありませんが、比較的ボリュームが少ないことと、将来の実用性が高いことから選択科目の中では間違いなくおすすめの科目です。
ただし、試験時間が同じであることから消費税法を受験した場合、酒税法は受験できなくなるので注意が必要です。
また、人気が高いということはそれだけライバルも多いということなので、あえて選択しないというのは試験戦術として有効です。
なお、合格までに必要とされる標準勉強時間は250時間程度です。